XM177E1 – SMG GAU –
【XM177E1 – SMG GAU -】
1955年、東南アジアにて勃発したベトナム戦争は、歴史的に大きな影響を与えた事件だったが
銃器の歴史にも多くの功績を残した事件であもった。
第二次世界大戦の頃から銃器に樹脂を使用する事はあったが、あくまでそれは【一部の銃器】に
であり、この当時はスタンダードな素材は依然木と鉄であった。

今回ご紹介するXM177E1 -SMG GAU -(Colt Comando)は前述した通り当時は木と鉄でできた銃器を
使用していた米国にて開発されたライフルである。
当時の戦地であるベトナムは熱気と湿気が非常に強く、体感温度は40℃近くになる地域である。
その為、鉄はまだしも主な素材の一つであった木材は劣化、腐敗し、安全に銃を運用すること自体が難しくなった。

その為、米国で開発された次世代型突撃銃であるXM16(通称ブラックライフル)は従来の木と鉄ではなく、
樹脂と鉄で作られており熱帯地域であるベトナムの前線では、その軽さと精度の高さから評価を得て、現代のスタンダードになるに至っている。
しかし、開発後のM16も順風満帆ではなく、その長さから障害物に干渉するなどの取り回しの悪さや、初期モデルの不具合の多さからマスケットとあだ名される等の
実用性の問題や、樹脂を大胆に使用したその見た目はまるでトイガンのようだとデザインについても言及されていたと言われている。
特に当時は車両乗組員や、偵察を主にする特殊部隊向けの銃が無く、現在でいうカービンの開発が急務であった。
その為、XM177(Colt Comando)はM16の銃身長を508から254㎜に小型化し、大型のサウンドモデレーターを装着し
サブマシンガンとして開発されたのがXM177E1 -SMG GAU -だった。
なお、GAUは空軍モデルで、XM177は陸軍モデルになっており、このシリーズには刻印が施されていないモデルがあったと言われている。
これは、所有者がどこの国籍かを隠す為であった。

当店にて取り扱っているモデルはEMG/CYMA Plus Colt モデルNo.610 XM177/GAU-5
になります。
EMG、CYMA、H.T.Gが共同で開発したエアソフトガンで、オフィシャルライセンスによる刻印や質感など、
非常によく再現されています。
また、内部もEshooter製電子トリガーのKestrel V2が採用されており、外装のみではなく射撃性能も優れています。
バッテリーはストックパイプに接続可能で、ストックパイプはスクリューキャップを採用する事で脱落を防止しています。
