THE BLACK RIFLE 【XM16E1】
1955年、7.62㎜弾を使用するAR10が開発され、その後1950年代後半にアメリカ軍では新たな主力ライフルの開発として「小口径高速弾ライフル・プログラム」が開始され
アーマライト社はレミントン社と共同でこの計画で使用する弾薬の開発を行い、AR-10を小口径化した小銃が開発され、のちにAR-15となった。
1959年初頭、小口径である本銃の可能性が検討され、M14の代替小銃として選定トライアルを継続するか、小口径小銃のトライアル自体を破棄するか
代替ではなく特殊用途の小銃として検討するかが議論された。
同年には「AR-15で武装した5~7名の部隊は、M14で武装した11名の分隊よりも多くの目標に命中させることが可能」との報告書が公表された。
1960年、本銃はM2カービンの後継機として推薦され、その年の内に空軍によって評価試験が実行された。
しかし、当時はM14、M2カービン等が旧式とはいえ十分に配備されており、AR-15を新たに採用、配備する事には難色を示されていた。
その為、東南アジアに駐留する部隊に8000丁ほど導入された。
導入後M1カービンより威力も高く、ベトナム人の体躯にあっているとされ、1000丁ほどを配備したという。
1960年代初頭にはAR-15は様々な部隊から高い評価を受けXM16E1として配備されていった。
XM16E1では、生産開始直前になって、陸軍の要請を受けて完全閉鎖しなかったボルトを強制的に閉鎖させる「ボルトフォワードアシスト」が上部レシーバー右後部に追加され
ハイダーも円柱状のバードゲージに変更された。
※本銃は三又ハイダーを採用。採用部隊や、一部兵士によっては三叉ハイダーのまま使用されていたとの事。
様々なAR-15の祖となった本銃の人気は未だ衰えを知らず、多くのコレクターやオペレーター、民間人の手によって
今も世界のどこかで愛されている事だろう。
この趣味を続けている者にとって、今やAR-15の名を知らない人はいないと言わしめる本銃は、
まるでパズルやブロックの様に射手の求める姿に変わっていく。
【古い形を残しつつ、現在の技術で補う】といった男の子大好きなロマンも追及出来てしまうわけだ。
ガスブロ初心者で渋い銃を持ってみたいという方がいらっしゃったら一度手に取って見てもらいたい。
吸いつくような持ち心地に驚かれるだろう。
当店にて発注可能ですので、お気軽にお問合せ下さいませ。
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